川渕氏:日中サッカー格差 青少年競技人口に鍵

川渕氏:日中サッカー格差 青少年競技人口に鍵。

タグ: Jリーグ 川淵三郎 青少年 競技人口

発信時間: 2011-07-07 13:51:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

日本では、スポーツと教育は同じく文部科学省が管轄し、内部の調整は比較的スムーズに行なわれている。これに対し、中国の学校でのサッカー推進は、サッカー協会の力だけでは難しい。中国サッカー協会試合部の戚軍主任は、「中国における青少年サッカーの推進に問題は多いが、教育部門との協力不足がネックの一つである。学校でサッカーを推進するには、教育部門のサポートが欠かせず、共同で将来の発展計画を描くべきだ。」といっている。

中国サッカー協会青少年と社会発展部の孫哲東主任の指摘はさらに鋭いものだ。「中国の子供がサッカーを好まないわけではない。一人っ子政策、受験勉強、施設不足が障害となっているだけだ。」と彼は話す。

いま、中日両国はともに青少年体力低下の問題に直面している。川淵氏は、「現在の日本青少年の身体能力は、30年前の6割しかない。われわれは、危機感を強く感じている。サッカーを通じて体を鍛えさせるのは、日本サッカー協会の社会的責任である」とし、さらに次のように述べた。

「今後5、6年間において、日本全国の幼稚園や小学校に芝生を敷いていく。これで全国で芝生グランドがある小学校と幼稚園が2000カ所に達することになる。サッカー協会がこの構想を最初に明らかにした時、反対の声も多く聞こえたが、サッカーを通じて青少年の運動能力を向上させ、スポーツの楽しさを知らしめるのに効果てきめんであると確信している。このため、日本サッカー協会はこの事業を力強く後押ししている。中国サッカー協会も同じ考えだろうと思う」と結んだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月7日

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