日本の新幹線:何よりも重要な「停止」

日本の新幹線:何よりも重要な「停止」。 最近、日本での取材期間中に2度、新幹線内で地震に遭った。一度目は東京から福島へ向かう途中、数日の取材で疲れていた私は乗車後すぐにうとうとし始めていた。突然、私の携帯が鳴り出したかと思うと、車内の他の人々の携帯も同じように鳴っている。それは地震速報メールだった…

タグ: 新幹線 安全 神話 地震 警報 停止

発信時間: 2011-08-06 11:19:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

文=コラムニスト・陳言

地震発生9秒前に送信された新幹線指令センターへの警報

最近、日本での取材期間中に2度、新幹線内で地震に遭った。

一度目は東京から福島へ向かう途中、数日の取材で疲れていた私は乗車後すぐにうとうとし始めていた。突然、私の携帯が鳴り出したかと思うと、車内の他の人々の携帯も同じように鳴っている。それは地震速報メールだった。

見ると、3秒後に地震が来るという。3秒なんてメールを読む間に過ぎてしまう。しかし社内で揺れは感じず、ただ新幹線が完全には止まらない程度にスピードを落としただけだった。後で聞けば、震度3ほどの地震だったようだ。

2回目は福島から東京へ戻る途中、その時もまた居眠り中だったがマナーモードに設定していた携帯がポケットの中で激しく振動し、他の乗客の携帯も鳴り出した。やはり地震速報メールで、前回と同じように新幹線のスピードが落ちた。

3月11日、新幹線指令センターへ警報が送られたのは、マグニチュード9.0の地震が発生する9秒前だった。

わずか2秒ほどで新幹線の全ての変電所が列車への送電を停止し、更に運転手が手動ブレーキをかけたことで、日本東北鉄道を270kmのスピードで走行していた新幹線は、1件の追突や落橋、乗客の死亡事故も出すことはなかった。

新幹線「安全神話」の前提

コラムニスト陳言のブログ・「日本スケッチ」

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