日本の企業管理神話が崩壊

日本の企業管理神話が崩壊。 大王製紙前会長が巨額の資金を海外のカジノに使っていたほか、オリンパスが多額の損失を隠し、虚偽の情報開示を行っていたことがわかった。「日本の失われた10年或いは20年を論じる際、頻繁な首相交代劇に目がいきがちだが、今日本企業は様々な問題を露呈している。企業の価値観の喪失は、制度疲弊の必然的な結果といえる」…

タグ: 大王製紙 オリンパス 企業 買収 管理 スキャンダル 

発信時間: 2011-12-02 16:24:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◇謎だらけのオリンパスの企業買収

大王製紙の問題が発覚し、井川氏が辞任後、今度は別の大手メーカー・オリンパスにメディアの焦点が移った。

オリンパスの菊川剛会長は10月、イギリス人の元社長マイケル・ウッドフォード氏を解任、自らも会長職と社長職を、メディアに理由を説明することなく辞任した。11月16日、同社はついに20年間隠ぺいしていた問題を正式に公表する。90年代のバブル期からオリンパスの損失額は数百億円に上り、その穴埋めのため不正経理を行った。企業買収によって仲介会社に多額の成功報酬を支払う形で、1400億円を損失の穴埋めに充てていたのだ。

◇日本企業のブランド力に大打撃

大王製紙は井川前会長を告発、オリンパスの株主は幹部らを相手取り、集団で損害賠償を求める訴えを起こし、菊川前会長個人に対する責任も追及した。これで問題は乗り越えられるかもしれないが、こんなでたらめな事件を長年隠ぺいしていたこと自体、日本企業のブランド力に大打撃を与えるだろう。

「日本企業の家族経営は従業員が会社に忠実で、転職が少ないため、ある程度の合理性が認められていたが、カジノ、不正経理、虚偽などの問題が明るみになり、日本の企業管理神話も崩壊した」と顔秘書長は指摘する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月2日

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