◆軍民両用、水陸両用戦闘機
代表的企業:新明和工業、川崎重工
資料写真:救難飛行艇「US-2」
自衛隊に飛行機を提供しているメーカーは主に三菱重工、富士重工、川崎重工と新明和工業である。後者の2社がこの分野で主力。
新明和工業に世界50数カ国が関心を寄せるのはかなりの程度、海上自衛隊向けに製造した救難飛行艇「US-2」のためであり、水陸両用で滑走距離が短く、超低空飛行が可能だからだ。
軍用機の製造には川崎重工や島津製作所を含む1500社が参与しており、三菱重工は外翼、新明和工業は主体の製造と組み立てを担当している。
現在、水陸両用飛行機を製造できるのは世界で日本とカナダ、ロシアの3カ国だけ。軍民両用の救援用飛行機では日本への期待が非常に大きい。
川崎重工は自衛隊向けに飛行機、ヘリコプターなどを製造している。主力の戦闘機「F15」200機は主に三菱重工が製造。軍用輸送機は川崎重工が生産しており、現在は「P3C」の後継機「C2」を製造中だ。
◆軍艦製造、三菱重工に代替できない優位性