日本人の生活に、突発事故が生じることはない。学生は自転車盗難を心配しなくてもよく、主婦も泥棒に怯える必要がない。職員は企業に解雇される心配がなく、分不相応な転職を考えることもない。すべてが秩序に従い進められ、いかなる突発事故も生じない。
平凡な毎日により、人生の喜びが減り、幸福感が低下しているのだろうか。昨年の東日本大地震発生後、多くの日本人が自らの生活を振り返り、幸せであったことを思い出したが、それもすぐに過ぎ去ってしまった。
日本社会の変化が激しく、安定した暮らしが見えてこないのではなく、日本社会が安定しすぎているために、幸福感を得ることができないのだ。外国人にとって、このような日本は摩訶不思議な国家である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月20日