中韓国交正常化から今日のことを振り返ると、慰安婦問題においても、歴史教科書問題においても、また日本の政治家が靖国神社を参拝することについても、中国と韓国の立場は同じだった。島問題に関して言えば、中国と韓国の状況は違うが、独島と釣魚島の歴史的背景には共通点も多く、いずれも第二次世界大戦で勝利した成果である。日本が、この二つの島の領有権を侵害しようと企む行為は、中韓両国の国家主権に対する挑発であることは疑いようのない事実であり、両国が第二次世界大戦で勝ち取った成果を公然と否定する行為でもある。韓国と日本の島をめぐる争いが極めて深刻な状況にある中、韓国政府が歴史問題において中国に協力し、更には中国を支持する姿勢を示すことは自然なことである。
中韓両国はこれまで、歴史問題や日本との外交面においては、十分な協力体制を構築してこなかった。今後、中韓両国が引き続き、両国の連携・協力関係を強化していく可能性は高く、またそうしていくべきである。日本の歴史問題における行き過ぎた愚行に対し、中国と韓国は、より一層互いの足並みを揃えていく必要がある。外交面で共に力を入れ、歴史問題に対する共通の認識を深めることで、団結して日本の右翼化を阻止し、ひいては結束し、連携して島を守るために歩んでいくことが期待できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月4日