「ジャパンタイムズ」は3日、「米国:安倍氏の靖国神社参拝はアジアを怒らせる」という見出しで次の文章を掲載。米議会調査局は現地時間2日、日米関係に関する報告書の中で、「中国と韓国はこれまで日本の政治家による靖国神社参拝に激しく反応しており、安倍首相や閣僚が敏感である日本が降伏した日に靖国神社を参拝すれば、地域の緊張は再び高まる恐れがある」と指摘した。また、報告書は、安倍首相を「強固なナショナリスト」とし、安倍首相と閣僚の歴史問題における言動は、日本が地域の関係を乱し米国の利益に危害を及ぼすという懸念を引き起こし、日本の隣国と米国は安倍首相の慰安婦問題などにおける姿勢に高い関心を寄せているとした。
テンプル大学ジャパンキャンパスのアジア研究所のジェフ・キングストン教授は、「ジャパンタイムズ」に「靖国神社:頑固一徹な戦争記念の中心」という見出しの文章を寄稿し、A級戦犯を祭る靖国神社は日本が1931年から1945年にかけて行った侵略と暴行を悔い改めない中心地帯であると論じた。靖国神社内の博物館は、日本のアジア侵略を「日本がアジアを西側の殖民地支配から解放するために起こした戦争」としている。インドの作家パンカジ・ミシェルは、その「侵略の自己憐憫」を嘲笑し、日本は自分が受けた苦しみをなかなか忘れないでいたが、日本の侵略で無数のアジアの被害者が苦しんだことに目を向けていないと論じた。また、靖国神社参拝は自由な思想と人権の尊重でなく、帝国主義の精神に基づく復讐であると指摘。日本は、当時の指導者がもたらした悲劇を明らかにするという方法で記念すべきであり、歴史の責任から逃れるべきではない。日本の頑固な保守派は火遊びし、自国を傷つけている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月5日