「日本の国内政策に関する問題について述べたくないが、全ての国はあの20世紀の恐ろしい事件における役割を真剣に受け止めなければいけない。そうして初めて過去の敵と未来を築ける。これはドイツが心に留めている結論であり、全ての国に適用できると思う」。ドイツのメルケル首相のザイベルト報道官は30日、安倍首相の靖国神社参拝についてこのように話した。韓国の「中央日報」の30日の報道によると、国際社会は相次いで安倍首相を非難しており、安倍氏が苦心惨憺するASEANで、シンガポール外交部は報道官を通し、「この行為は地域間の信頼関係に不利である」と示した。
「ロシア・トゥデイ」は29日、安倍首相の靖国神社参拝について、「長年の平和主義の後、日本は陣太鼓を叩き始めた」とし、「ドイツのメルケル首相がナチス親衛隊と彼らの第二次世界大戦中の役割を記念する戦争記念館の参拝を決定すれば、どのような騒ぎになるか。ファシスト軍の野蛮な犯罪行為を受けた国から強く抗議されるに違いない」と論じた。スイスの「ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング」は、安倍首相が続ける右傾的行動は20世紀前半期の日本軍国主義の時期を思い起こさせるもので、安倍氏の「真の姿」がますます明るみになり、「永久的な平和」の承諾は空論であることがわかると伝えた。
米下院外交委員会アジア問題の前顧問は、米誌フォーリン・ポリシーに対し、「靖国神社に祭られている日本の天皇に命を捧げた250万人の中にある1人の名前は、どの米国人も知っているだろう。大日本帝国陸軍大将で戦時の日本の首相だった東條英機である。東條英機は真珠湾攻撃を命じた。東條英機を参拝することはオサマ・ビン・ラディンに敬意を表することと同じであり、米国人はこれを無視できない」と話した。韓国の「中央日報」は30日、安倍首相の靖国神社参拝について、多くの人が彼の外交生命は事実上終わったと見ていると伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月31日