米国のバラク・オバマ大統領は23日から25日にかけて日本を国事訪問するが、慣例となっている日本の国会での演説を行わないだけでなく、ファーストレディのミシェル夫人の同行もない。日本メディアは21日、オバマ大統領の今回の訪問は例外が多く、両国の「温度差」を再び示したと論じた。
日本の共同通信社の報道によると、日米両国の親密な関係をアピールするため、日本側は国賓としてオバマ大統領を迎えるとし、宿泊先に東京の赤坂にある迎賓館を手配した。しかし、オバマ大統領は東京の別のホテルに泊まる考えを貫いた。
そのほか、日本政府の関係者は、「スケジュールが詰まっているため、今回はオバマ大統領の日本の国会での演説は難しい」と漏らした。
共同通信社によると、ファーストレディのミシェル夫人は今年3月に2人の娘を連れて中国に7日間滞在した。日本政府はミシェル夫人に同行を強く求めたが、米国側は娘の学校を理由に応じなかった。
安倍晋三首相は登板以降、日本の侵略の歴史を美化する右翼政策を頑なに推し進め、本人を含む多くの閣僚が第二次世界大戦のA級戦犯を祭る靖国神社を参拝し、国際社会から強く批判された。
米国務省は14日、日本にアジアの隣国と対話を行い、各国の日本の歴史認識問題に対する懸念を取り除くように促し、日本と隣国の「強力な建設的関係」の維持こそが米国の利益に合うと強調した。
そのほか、安倍首相はオバマ大統領と日米安全保障同盟の強化、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉の推進などについて話し合う予定。現在、米国と日本は農産物の市場参入と自動車貿易の多くの対話で合意に達しておらず、TPP交渉は進まず長期にわたると見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年4月22日