安倍氏がメディアを操作
日本社会を深く研究している専門家と学者は、日本メディアに最近生じている変化を意識している。政治ジャーナリストの本澤二郎氏もその中の一人だ。
本澤氏は元ベテラン記者で、日本メディアの現状について語ってくれたことがある。本澤氏は、現在の日本メディアは安倍政権の言いなりになっていると指摘した。本澤氏は6月25日のブログの中で、「モミイのNHKが大活躍している。政治関連の報道は全てモミイの監視下に置かれていることが、よく見てとれる。安倍が三井のモミイを公共放送に送り込んだ理由がわかる。集団的自衛権の行使容認に向けた報道は、どうみても大本営発表そのものである。そこには権力を監視する、抑制するという公共放送の役割を放棄している。NHKの政治・外交報道を信用してはならない」と指摘した。
本澤氏はNHKが安倍政権に屈服していることについて、安倍政権が日本の圧倒的多数の富を握る、少数の財閥の利益を代表しているからだと指摘した。籾井会長は三井財団出身で、三井物産の副社長、米州監督に就任したことがある。籾井会長がどのような手段でNHKの報道を左右しているかは、言わずと知れたことである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年7月1日