中国空母の存在、周辺海域での挑発抑止できたか

中国空母の存在、周辺海域での挑発抑止できたか。 黄海、南海騒動の勃発は、多くの人に現在建造中と噂される中国の空母を連想させた。これらの空母が中国海軍に配備されていたとしたら、どうなっていただろう。米韓軍事訓練は行われただろうか。クリントン米国務長官の「米国の国家利益」発言は存在しただろうか。或いは、逆に軍事訓練の規模は更に拡大し、米国の挑発文句はより激しさを増していただろうか…

タグ: 中国 空母 黄海 南海 軍事演習

発信時間: 2010-08-03 13:44:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

韓国を訪問するクリントン米国務長官

中国は周辺国家との領土問題を解決するため、或いは米国に少し教訓を与えるための手段として、空母等の海軍を利用することはないのだろうか。もし、その衝突規模を中国側でコントロールすることができ、それによって覇権国家の中国に対する戦略的譲歩を獲得できるなら、そのリスクを犯すだけの価値はあるといえる。しかしながら、その衝突の激しさは、中国側の判断だけで決定できるものではなく、またその政治的効果は全世界に波及するため、中国の世界各地における利益が、それによってどのような影響を受けることになるか、全く読めない状況に陥ることとなる。よってこの方法は「中策」としては使えるかもしれないが、中国は慎重に慎重を重ねるべきだ。

空母はそれを使用するために建造されるものだ。ただし、それは中国の戦略的抑止力や平和的防衛力を高めるような使い方でなければならない。言い方を換えれば、中国空母が担う役割は、国際的紛争を取り除くための一助となることであり、直接具体的な問題解決に「参入」することではない。これこそが、中国の空母使用における上策である。

かといって、中国における全ての海上問題を空母が一気に解決してくれるわけではない。中国台頭に関わる海上障害の除去は、中国のソフト面を含む国力の総合的成長に、英知と豊かな想像力を持つ外交力を合わせることで、一歩一歩実現していくしかない。

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