BRICS首脳会議は単なる雑談ではない

BRICS首脳会議は単なる雑談ではない。 今回の首脳会議は画期的な新興大国の外交であり、壁の外の新しい町にタワークレーンを建てるような、長年、古い道を歩んできた世界が再び活気を取り戻すきっかけとなる。ただ、町の中でも、町の外でも不安は広がっている。首脳会議ですぐに現実的な問題が解決されるわけではないが、世界に活力を与えることが非常に重要になってくる…

タグ: BRICS首脳会議

発信時間: 2011-04-14 16:14:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカのBRICS5カ国は14日、中国海南省博鰲(ボアオ)で首脳会議を開いた。意識形態や利益において対立ある、これらの国がどれだけ協力できるか、また何ができるかが、西側諸国ではあまりよく見ない人が多いものの、国際的な議論となっている。

「新興大国」と呼ばれる5カ国が一堂に会したのは、ゴールドマン・サックスのジム・オニールが数年前に「BRICS」という用語を生み出したことだけがきっかけではなく、5カ国が急成長する中で、締め出しや軽視といった問題に確かに直面しているためだ。これは西側か、非西側かという意識形態の争いだけでなく、西側が発展途上大国と富を共有するかという問題にからんでくる。地球上の発展のチャンスには限界があるとうわさされる中、発展の権利をめぐって争いが熾烈化している。

当然、発展の権利の争いは西側と非西側諸国の間だけではなく、新興国の間にもある。しかし現実のところ、新興国の間の競争は単純で、誰が主導するわけでもない。一方、西側諸国はさまざまな“てこ”を使って世界の経済や政治の主導的地位を神聖化しようとしている。

世界を西側と非西側だけに分けることはできない。具体的な利益をめぐって、非西側の国が西側の陣営に入り、西側が非西側の国をひいきすることもよくある。しかし全体的にみると、発展のチャンスをすでに得た受益者と公平を求める後発者の矛盾が最も大きい。西側は大きな壁をつくり、新興国を今でも壁の外に追いやっている。

新興国が新たな「反西側組織」になるという世論もあるが、これはまるで学校新聞の学生記者の口から出た言葉としか思えない。西側は非常に強大であるため、「反西側組織」を結成しても新興国にメリットはない。しかも「反西側」問題で先頭に立つ者などいない。

 

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