試験航行は重要な一歩ではあるが、ソフト面、ハード面の装備にまだ時間がかかるという。特に艦載機の技術について、殲(J-15)を艦載機とすることは決まっているが、経験のない中国海軍が訓練によって実践を積むのにもまだ時間がかかると情報筋が明らかにした。
海外の経験をみると、航海を知り尽くし、飛行にも精通した航空母艦の艦長は10年近い訓練を必要とする。中国は数年前からすでに空母に乗り込む軍人の研修を始めている。
「空母の試験航行は中国が夢に向かって邁進する第一歩にすぎない。本当の空母群を形にし、戦闘力をつけるまでにはまだ相当長い時間がかかる。しかしこんな小さな一歩でも、争いが激化する海洋上で大いに気を吐き、他の国を脅かすことができるだろう」とアナリストはみる。
周囲の懸念について、人民解放軍の戚建国総参謀長補佐は「中国が空母を保有しても、他の国のように他に空母を運転していくことは絶対にない」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月28日