AFP通信は13日、F35戦闘機計画を支持する国はふくらむ購入費用と持続的な反発に懸念を示し、F35調達計画の延期・削減を決める国も出てきている。
各国政府が深刻な予算削減と財政緊縮措置に直面する中、F35の購入費用はふくらみ続けている。イタリアは本来131機調達する予定だったF35を90機に減らし、オランダ議会も3月、すでに購入した2機のほかは調達しないことを決議した。英国は138機の調達計画を取りやめ、新たに調達する具体的な数をまだ発表していない。カナダの反対派はこの統合攻撃戦闘機を厳しく非難。カナダ政府は同計画への投資は約90億ドルとしているが、会計監査で実際には250億ドル近くかかっていることがわかった。ノルウェーなど一部の国も調達計画の延期を決定した。
開発協力国の相次ぐ撤退は間違いなくF35の生産計画にダメージを与え、生産コストは益々ふくらむだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月15日