ロシアのメディアは、日米印露はいずれも第5世代機の開発に行き詰まる一方、中国のJ20の開発だけが順調に進んでいると伝えた。
◇問題続出のF22とF35
資料写真:F22
米軍が誇りにしていたF22とF35の開発が行き詰っている。技術上の優位性を実際の戦闘力に転じることができず、その信頼性が危ぶまれている。05年に部隊に配備以降、酸素欠乏症が常にF22のパイロットを悩ませ、F22の操縦を拒むパイロットまで出てきている。
また、F35の問題にも米国は頭を抱えている。コストの高騰や開発の遅れが悪い印象につながり、導入を大幅に削減する同盟国も出始めており、調達見直しが相次いでいる。
◇開発が遅れる印露の第5世代機
アジア初のステルス戦闘機導入を急ぐインドにも新たな課題が立ちはだかっている。米メディアによると、ロシアとインドが共同開発中の第5世代機FGFA計画は予定より2年遅れの2019年に完成するという。それだと外部が推測する、中国のJ20ステルス戦闘機の就役時期とほぼ変わらない。開発の遅れは、印露の将来の空中戦に対する認識の食い違いが根本的な原因だという。また、資金面での問題も重要要因となっている。
◇まだ道のりは長い日本の「心神」戦闘機