◇まだ道のりは長い日本の「心神」戦闘機
報道によると、日本が「i3」を代表とする次世代戦闘機の新概念「情報化、クイック・レスポンス、スマート化」を初公開し、第6世代機の基準を提案した。日本側は「心神」の製造はすでにスタートし、2015年の初飛行を目指すと発表しているが、その発展のレベルからすると同機は、実用化の段階ではなく、概念論証の検証段階にある。つまり完成しても、エンジン推力の制約を受け、超音速巡航(スーパークルーズ)の能力を備えるのはかなり難しい。第6世代機の開発において、日本が歩まなければならない道のりはまだまだ長い。
◇中国J20の新たな進展
英軍事関連誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーは、中国成都飛機集団が製造した4機のJ20原型機のうち、2機(機体番号2001と2002)が現在試験飛行中で、他の2機は地上テストの段階にあると伝えた。試験飛行中の2機のうち1機は2種類のエンジンを搭載。うち1台のエンジンはロシア製のAL-31FかAL-41F、あとの1台は中国国産のWS-10Aと推測される。もう1機のJ-20に搭載したエンジンはいずれも中国製のWS-10Aエンジンとみられる。
実際のところロシアの一部の専門家は、中国の「太行」エンジンの技術に疑問を持ち、中国が課題を克服するのは非常に困難とみていた。ところが中国は、国産WS-10Aを次世代戦闘機J20に使用することでその自信を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年6月4日