4. 大国外交を通して日本を制約。日本が釣魚島問題でいざこざを起こしているのは、日米軍事同盟を強化し、米国を引き込むためである。ところが、日本はロシア、韓国、中国とそれぞれ領土争いがあり、米国は日本と中国の領土争いに巻き込まれたくないと思っている。また米国は、米国政府が進める「アジア回帰」戦略はアジア太平洋地域の枠組みを安定させるためで、戦争を引き起こすためではないと表明。そのため、中国は米国と積極的に協調を図り、米国の力を借りて日本を制約し、アジア太平洋地域の平和を守るべきである。
5. 釣魚島の巡視を常態化させ、日本がこの動きに適応できるようにする。また、日本の海上保安庁、海上自衛隊による釣魚島を「守る」行動に対して、中国は別の時期に科学調査船や巡視船、海軍艦隊を派遣し、行政、警備、軍事の3方面から応じるべきである。
6. 日本に「中日両国は和すれば互いに利あり、争えば共に傷つく関係」だと十分に認識させる。中国を傷つけることは、自身を傷つけることでもある。日本の観光分野は中国の観光客を必要としている。政府は、中国人が貧困者支援を後押しすることを望み、沖縄県を訪れる中国人観光客に数次査証(マルチビザ)を発給している。また、震災復興を目的に、東北三県を訪問する中国人観光客に数次査証の発給を開始した。中国はこれらの方面でも対抗措置を採ることができる。
中日関係を発展させることは非常に重要だが、双方が望まなければならない。歴史はかつて、中華民族の血を浴びながらの奮戦がなければ、中日両国の平和な今日はないことを私たちに教えてくれた。(日本新華僑報編集長 蒋豊)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月10日