2004年3月10日、「日本ゴールデンディスク大賞」の授賞式が東京で行われ、中国の「女子十二楽坊」が2年連続で最優秀海外アーティスト大賞を獲得した。式典の司会者は、女子十二楽坊は日本の聴衆の心を打ったと述べ、彼女たちの2年連続の受賞を称えた。
中国「女子十二楽坊」は、2001年6月に結成された。彼女たちは襟を正し、端座して、思いを内に秘めるように奏でる伝統音楽の演奏方法を打ち破り、立って演奏する奔放な演奏スタイルとセクシーな衣装で、デビューと同時に日本の音楽ファンを圧倒し、一躍スターになった。
「女子十二楽坊」が日本でリリースした最初のアルバム『女子十二楽坊 beautiful energy』の売り上げは200万枚を突破し、20のゴールデンディスクと10のプラチナディスクを連続して獲得した。二枚目のアルバム『奇跡』も数週間の内に170万枚を売り上げ、ランキングのトップに入った。
2004年6月、「女子十二楽坊」は32回の公演が組まれた日本ツアーを開始したが、どの会場もチケットは完売している。彼女たちのニューアルバム『輝煌』もリリースされるや、プラチナディスクに輝いた。音楽雑誌『公信榜』の宮崎玲氏は、「女子十二楽坊」のCDの売れ行きは日本のトップスターのCDよりも良いと言う。彼女たちのCDを発売しているプラティア・エンタテインメントは、「女子十二楽坊」がもたらした中国の新しい民族音楽は着実にファンを広げており、ファンの年齢層も広いと、その人気の強さを語った。
世界的なシンセサイザー奏者の喜多郎氏も「女子十二楽坊」に注目し、彼女たちのアルバム『敦煌』に曲を提供した。喜多郎氏は、「二胡、琵琶など、中国楽器の多くは音色がとても美しい。それは大自然から来る音で、これが、女子十二楽坊が日本で人気を得た重要な要素だと思う。別の面では、女子十二楽坊の女の子は美人揃いなので、日本の音楽ファンに愛されているのだろう」と分析している。
2005年3月5日、「女子十二楽坊」を育てた王暁京氏は、彼女たちの妹分である「小女子十二楽坊」を率いて日本公演を行った。日本の長野県で開催されたスペシャル・オリンピックスの閉会式に参加した「小女子十二楽坊」は、たった一曲の演奏で会場を埋めた6000人を超える観衆と各国の選手たちを魅了している。
中国「女子十二楽坊」は、美しい中国民族音楽を日本に届け、中国人民の美しい心を日本国民に伝えた。
音楽に国境はない。
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