沖縄人の抗議デモ
06年3月に当時沖縄市の市長選に出馬していた東門美津子氏と談話した際、彼女は「日本政府と米国政府はまるで狼が来たと叫ぶ少年のようだ。中国を指差して恐ろしいことが起きると言うが、そんなことは今までに起きた事がない」と答え、「沖縄の人々はこれまで中国の侵略を受けたことがない。却って日本や米国のほうが沖縄に大きな傷を残した」と話したという。
ここ数年、沖縄は中国と数々の友好交流を行っていると電文は指摘。地元メディアの報道を基に、中国の沖縄に対する態度と日本本土に対する態度を比較している。しかし、米国は沖縄の立場がすべて中国との歴史的つながりによるものだとは思っていない。
電文は、「沖縄の例外的な態度はすべてが歴史と感情に基づくものではない。沖縄の人々がそのような態度を取るのにはそれなりの理由がある。中国の脅威を感じないと宣言する沖縄の人々はそれを根拠に米軍基地が沖縄から完全に撤退するのを要求しているのだ」と言及している。
中国は沖縄付近でもたまに軍事活動を行っているが、東門市長は「だからといって米国が沖縄に数多く駐軍していいことにはならない」ときっぱりとした口調で語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月6日