新幹線で愛国感情鼓舞 日本の経験に学ぼう

新幹線で愛国感情鼓舞 日本の経験に学ぼう。 今年は日本の鉄道開通140周年。車両の世代交代とともに、日本の鉄道及び新幹線も新陳代謝しつつ前進する。最近では鉄道車両や設備の老朽化、航空業界との熾烈な競争などで押され気味だが、新幹線が与えてくれる楽しいひと時は永遠に人々の心に残る。日本人はどこへ行っても新幹線を見れば、誇りと熱さがこみ上げてくる…

タグ: 新幹線 愛国感情 日本 JR 引退 のぞみ

発信時間: 2012-03-27 14:25:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の東海道山陽新幹線を20年にわたり運行してきた初代「のぞみ」300系が16日、引退した。同じ日、80年代中期に登場した山陽新幹線100系も引退。さらにブルートレイン寝台特急「日本海」もJR大阪駅からラストランを行い、44年の歴史を閉じた。

東京駅でも、大阪駅、岡山駅でも千人以上の鉄道ファンがホームに集まり、歓声を上げる人もいれば、涙を流す人、引退する列車をカメラに収める人の姿がみられ、人々がゆっくりホームを離れる列車に向かって「ありがとう」や「気をつけて」と叫ぶ姿は旧友との別れのようでも、功労者を見送るようでもあった。なぜ列車の引退がこれほど多くの日本人に感銘を与えるのか外国人には理解できない。日本では四方八方に通じる、便利な鉄道および新幹線が仕事や旅行の最も主要な交通手段となっている。と同時に、毎年新幹線は多くの国内外の観光客を日本各地に運び、地元に人気と経済効果をもたらしている。日本の新幹線を運営するJRは市民の理解と支持を得るため、様々な方法を使って鉄道と市民の距離を近づけ、人々に限りない喜びをもたらしている。

特に重視しているのが子ども心をつかむこと。JRは子ども向けに新幹線車両の見学や新型車両との記念撮影を企画。新幹線の開通セレモニーでも引退セレモニーでも保護者が子どもを連れて列車を見送る。そうして、立派な車両が子どもたちの脳裏に焼きつけられ、「国内の鉄道建設の発展」に向けた種を子どもたちの心の中に深く植えつけられる。

こうした親しみやすさが多くの「鉄道ファン」を生み、新幹線は車種ごとに高い人気を集めている。JR東海は昨年3月、「リニア・ 鉄道館」を名古屋市にオープン、入館者数は年間約109万人となり、当初の目標だった60万人を大きく上回った。

今年は日本の鉄道開通140周年。車両の世代交代とともに、日本の鉄道及び新幹線も新陳代謝しつつ前進する。最近では鉄道車両や設備の老朽化、航空業界との熾烈な競争などで押され気味だが、新幹線が与えてくれる楽しいひと時は永遠に人々の心に残る。日本人はどこへ行っても新幹線を見れば、誇りと熱さがこみ上げてくる。

経済成長にともない、中国の鉄道もどんどんスピードアップし、すでに十数本の高速鉄道が開通。高速列車もすでに3代目になる。中国は日本の先端技術を手本とするだけでなく、新幹線を使って人々の愛国感情を集める経験を学ぶべきだ。(日本新華僑報 蒋豊編集長)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月27日

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