中日競争、今後の舞台は東南アジア?

中日競争、今後の舞台は東南アジア?。 これは日本による第2次「アジア版マーシャルプラン」なのか。日本が東南アジアのメコン川流域国に対する過去最大規模の政府開発援助(ODA)と債務免除を発表したのに続き、自衛隊がフィリピンの米軍基地に駐屯することが伝えられた…

タグ: 日本 東南アジア 介入 中国

発信時間: 2012-05-02 16:42:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

シンガポール国立大学東アジア研究所上級研究員の藍平児(ラム ペン アー)氏は、『環球時報』の取材を受けた際、次のように述べている。中国と日本のメコン川流域国家との協力をめぐる競争には、それぞれの利益的考慮が存在するが、全体的に見て、地域経済統合の促進剤となっている。また、カンボジア平和協力研究所のチェーン・ヴァナリット専務理事は次のように語る。東南アジアにおける日本と中国の投資は実質上、相互補完性を持ち、経済領域の健全な競争は各方面に利益をもたらすことになる。しかし、ASEANは中日両国が当該地域において政治戦略面での競争を展開することを望んではいない。なぜなら、それは当該地域に危険の火種をもたらすことになるからである。

だが、日本の考えは東南アジアの学者たちの想像とは明らかに違う。「金銭外交」以外にも、日本は米軍と共同でフィリピンの軍事基地を利用した軍事訓練を行う予定との報道もある。英国BBCによれば、近年、日本と中国はともにASEAN地域における影響力拡大に力を注いでおり、経済大国第二位の座については、すでに決着がついているものの、ASEANは南中国海問題において、日本は東中国海主権問題において中国と対立していることから、これらの国々と日本との関係が親密化しているという。また、日本のメコン川流域国家との協力は、経済的要素の他、政治的に中国を制圧する意味合いも含まれているという。

日本の対外援助は、その「政治大国」戦略の延長であるとの見方もある。日本の東南アジアに対する援助はどの国に対しても同様に行われているわけではなく、そこには明確な選択と志向性が存在している。援助を行うにあたっての条件の中には、被援助国の防衛や外交政策に関わるものもあり、その国防や対外関係に影響を及ぼしている。

東南アジアにおける日本のイメージ作り

 

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