米誌:日本は地域安全保障の指導的地位に

米誌:日本は地域安全保障の指導的地位に。 しかし日本の立場が十年前から変わり始めた。91年の湾岸戦争で日本は石油供給確保のための自衛隊派遣を拒否し、嘲笑された。そのため01年の米同時多発テロ事件に対しては迅速に対応した。当時の小泉純一郎首相とジョージ・ブッシュ大統領はイラクとアフガニスタンへの支援と再建部隊の派遣に向け、密接な関係を築いた…

タグ: 日本 地域安全 保障 平和 航空機

発信時間: 2012-05-15 10:55:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所(AEI)アジア・安全保障問題専門家、マイケル・オースリン氏は米Foreign Policy誌で、「日本が続けてきた数十年にわたる平和主義が静かに変化しつつある。これはアジアのパワーバランスに深遠な影響を与える。日本はいつか地域の安全保障における指導的地位に立つ可能性がある」と指摘した。11日付の参考消息網が伝えた。

◇平和的立場を放棄

日本は長年、アジアでより大きな役割を発揮するのを妨げられてきた。戦後、憲法で攻撃的な性格を有する軍事力の保有放棄を誓い、多くの国が日本を地域や世界の公共安全の有効な提供者とみなさず、米国でさえこの同盟国の信頼性を疑っていた。

しかし日本の立場が十年前から変わり始めた。91年の湾岸戦争で日本は石油供給確保のための自衛隊派遣を拒否し、嘲笑された。そのため01年の米同時多発テロ事件に対しては迅速に対応した。当時の小泉純一郎首相とジョージ・ブッシュ大統領はイラクとアフガニスタンへの支援と再建部隊の派遣に向け、密接な関係を築いた。

近年、日本は艦船や航空機をアフリカに派遣し、海賊対策を展開。その結果、戦後初の海外基地をジブチに開設された。こうした海外行動の総合的効果として、作戦経験があり、他国軍と交流する自信のある自衛隊の軍官が育成された。

日本と米国はその安全保障にとって直接脅威となる朝鮮の弾道ミサイル計画で協力。どの基準から見ても、日本は米国のミサイル防衛面で最も親密な同盟国といえる。

もう一つ重要な意義をもつ変化は、日本が数十年間実施してきた武器輸出三原則の見直しに着手したことだ。これは日本に新しい輸出市場が開かれるだけでなく、日本がよりグローバルな防衛関連製品や間接的な応用技術の分野に係わることにつながる。

◇地域のバランスへの影響

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