記事では、対策として船舶建造を増やすとしても、時間も必要だが、人手不足という状況があると分析している。新規に150人の海上保安員と巡視艇を用意して釣魚島の「防衛」を行うには、5年が必要だ。だが、日本は5年も待てない。そこで彼らが思いついた応急策は、倉庫にしまっておいた中古船舶をひっぱり出してくることだ。これらの船舶は25年以上が経過してほとんどスクラップに近い。
端的にいえば、これは先進国が直面している人材不足という課題である。しかも日本はすでにこれに向かい合っており、これから長期にわたり向かい合うだろう問題だ。今後50年間で日本の人口は30%前後減少するといわれている。日本が中国に対抗する連盟を主導できない理由がここにある。現在、日本がどのように優勢であっても、数年後には遠く後方に追いやられていることだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月4日