山口氏に親書を託すという安倍政権の「オリーブの枝」の行動は、中国に向けたものでなく、西側に向けたパフォーマンスだと疑われている。「ほら、私たちは関係緩和に積極的で、中国にボールを渡したよ」という具合だ。
中国も一途な姿勢で日本に対応してはならず、公に柔軟性を示すべきで、両国の正常貿易関係は特に維持すべきである。しかし、中国は日本を見抜き、友好を示しても対立しても中国の立場を支えるのは実力だけだと認識する必要がある。
日本は釣魚島問題において引く必要があり、そうしなければ中日間の摩擦は続く。日本が賭けをすれば、中国はそれに応じる。中国は日本に「今回の闘争により、日本は今後長期において中国に安易に挑発できなくなる」という大きな教訓を残すに違いない。
中国に日本と戦う気はなく、日本の中国と真っ向から対立する力は弱まっているため、中日関係は最終的には緩和されるだろう。しかし、それは闘争によって生じる、中国の実力が強まったことによる自然な動きにすぎない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月24日