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発信時間： 2013-01-14 14:17:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本陸上自衛隊第一空挺団の降下訓練が13日、千葉県習志野演習場であった。毎年恒例の公開演習だが、今年は離島防衛を念頭に置いた訓練を初めて実施。日本国内では、今回の演習は中国を念頭に置いたもので、軍事力を見せ、中国に圧力をかけるねらいがあるとの見方が強い。

日本の安倍晋三首相はこのところ釣魚島問題に関する激しい発言を繰り返している。さらに安倍内閣は米国やＮＡＴＯ（北大西洋条約機構）との意思疎通を強化し、平和憲法見直しや集団的自衛権行使の歩調を加速する一方、東南アジア諸国連合（ASEAN）各国を歴訪し、中国に対する包囲網を構築。安倍氏の対中関係における態度はますます強硬になってきている。

◇安倍内閣、平和憲法見直しの歩調加速

精鋭部隊の陸上自衛隊第一空挺団は自衛隊唯一パラシュート部隊。13日の演習は演習場内に島があると見立て、海上自衛隊のＰ3Ｃ哨戒機が確認した後、艦砲射撃などで制圧したと想定。

小野寺五典防衛相は「近年周辺各国の活動が活発化し、日本の安全保障環境は一層厳しさを増している。あらゆる事態に対応できる能力を維持してほしい」と述べた。離島防衛を想定した演習について、防衛省は特定の島嶼を想定したものではないと説明しているが、日本の防衛政策に詳しいアナリストによれば、国民に日本の軍事力を見せ、政権の基盤を固める狙いがあるという。

安倍首相は13日午前、ＮＨＫ番組に出演し、2月訪米で調整中のオバマ米大統領との首脳会談で、集団的自衛権行使を容認する憲法解釈見直し議論の加速方針を伝える意向を明らかにし、集団的自衛権行使容認に関し「安倍政権の大きな方針」と強調した。さらに、「防衛計画の大綱」を見直して安全保障分野の予算拡充を図ることも米側に説明する考えだ。

安倍首相はプロジェクト・シンジケートで発表した論文で、豪州、インド、日本、米ハワイを結ぶ「安全保障のダイヤモンド」を形成し、力を拡大する中国に対抗する戦略構想を呼びかけた。

 

安倍首相、アジア太平洋の平和に挑む②ＮＡＴＯ、アジア太平洋各国を抱きこむ

 

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「中国網日本語版（チャイナネット）」2013年1月14日

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