安倍政権 対米外交に赤信号

安倍政権 対米外交に赤信号。

タグ: 安倍 日米関係 

発信時間: 2013-01-06 15:47:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

首相に新任した安倍晋三氏は昨年末の総選挙中、3年以上続いた民主党政権の外交政策を批判し、日本の対外関係の基盤である日米関係を損ねたことを、外交上の最大の失策と指摘した。自民党総裁として総選挙に参加した安倍氏は、自民党が政権奪取した場合、初の外遊先を米国にすると表明した。これは日米同盟関係の強化を狙ったものだ。

自民党が昨年12月16日の総選挙に圧勝し、政権奪取に成功すると、安倍氏は初の外遊先を米国にすると重ねて強調し、かつ1月下旬に訪米する方針だと表明した。つまりオバマ大統領の2期目の就任式で、安倍氏が「上客」としてもてなされることになる。しかし安倍氏が訪米に向け積極的に準備を進める中、日米関係に突如赤信号が灯った。

オバマ大統領は安倍氏に送った祝電の中で、安倍氏の首相再任を歓迎すると同時に、民主党第3代首相の野田佳彦氏が、在任中に日米関係を促進したことに対して感謝を表明した。また世界的な影響力を持つ米ニューヨーク・タイムズ紙は社説「歴史を否定する新たな試み」を掲載し、首相就任前に日本の侵略戦争の歴史を否定する発言を繰り返した安倍氏は、「右翼のナショナリスト」であると指摘した。さらに安倍氏は1月4日に三重県で記者会見に出席した際、米国政府は財政の崖に関する交渉に追われているため、1月下旬に予定していた訪米が2月以降にずれ込む可能性があると示唆した。

アナリストは、「外交上のマナーによると、異なる政党が政権を奪取した場合、外国は新政権に送る祝電の中で前政権を称賛してはならない。これは新政権に対する侮辱や警告の意味を持つからだ」と分析した。オバマ大統領は安倍氏に送った祝電の中で野田氏を称賛したが、これには「野田より上手くやれ」という暗示が込められている。また日本で新首相が誕生すると、米国の主流メディアは否定的に報じた。これは戦後の米国の歴史においてかつてなかったことであり、米国が安倍氏を遠ざけていることが分かる。他にも、米国国内の財政の崖に関する交渉を理由に、安倍氏の訪米が延期されることになったが、これは一つの言い逃れに過ぎず、その背後にはより深い原因が存在する。

 

米国が安倍政権を遠ざけるわけ

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月6日

iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。