23日夜、時事通信社が公明党の山口代表の訪中スケジュールを明かした。中国の習近平総書記は23日にも山口代表団と会見せず、これに先立って韓国の朴槿惠(パク・クンヘ)次期大統領の特使から韓国政府の親書を受け取ったという。
韓国紙・ソウル新聞は、23日、韓国と日本が「特使外交戦」を展開し韓国が勝利を収めたと報道。しかも、韓国政府がなぜ勝ったか、海外から疑問も出ていないといっている。22日夜、安倍首相は珍しく日本のテレビ番組で自身の日中関係に対する考えを述べた。「尖閣諸島(中国の釣魚島)の主権は日本にある」と相変わらず主張しながら、両国の交流回復を「戦略的互恵関係の原点に立ち返ろう」と呼びかけた。
「安倍氏は釣魚島問題で強硬な立場を維持しながら、同時に中日関係を穏便に収めようと望んでいる。」と中国学者の呉懐中氏は解説する。また、山口代表の中国に対する善意の対話を日本の政府関係者が2日続けて反発したことを、一部メディアは、「日本政府の牽制」と見ており、こうした行動の結果で「山口代表が中日の政府上層部対話の蚊帳の外に置かれたままという状態で23日を終えた」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月24日