中国外交部の華春瑩報道官は8日の定例記者会見で、日本の指導者による歴史認識問題に関する発言にひどく驚いたと表明した。
共同通信社によると、日本の安倍晋三首相は7日、歴史認識問題に関して、「どの国にも自分たちの誇れる歴史がある。互いに尊重していくことが最も重要だ。歴史問題を外交カードとするのは間違っている」と述べた。
これについて、華春瑩報道官は、「昨日は日本が中国全面侵略戦争『七七事変』を引き起こして76周年だった。当時、日本の軍国主義による対外侵略・拡張と植民地統治がアジアの隣国を深く傷つけたことは、動かぬ証拠があり、覆すことのできない事実である。日本は歴史に対して、無原則な『誇り』を感じるのではなく、侵略の歴史を直視、反省すべきである。歴史問題をアジアの被害国の人民を刺激し、傷つける道具にしてはならない。中国側は日本側に、国際社会の正義ある呼び声に真剣に耳を傾け、歴史に誠実に向き合うよう再び促す」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年7月9日