王外交部長が中日関係について語る 歴史と領土問題で妥協する余地はない

王外交部長が中日関係について語る 歴史と領土問題で妥協する余地はない。 現在の中日関係を第一次世界大戦前のイギリスとドイツの関係と比べて議論する人がいることについては、第一次世界大戦前のドイツと比べるくらいなら、第二次世界大戦後のドイツを手本にするほうがよいと強調したい…

タグ: 王毅 外交部長 中日関係 

発信時間: 2014-03-08 13:18:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ニュースセンターは3月8日午前10时、メディアセンターの多機能ホールで記者会見を行い、外交部の王毅部長が「中国の外交政策と対外関係」について国内外の記者の質問に答えた。

朝日新聞記者:中日関係についてお尋ねしたい。李克強総理は今回の政府活動報告でも歴史問題に言及し、第二次世界大戦の勝利の成果と戦後の国際秩序を守り、歴史を後退させることを決して許さないと述べた。確かに現在の中日関係は非常に困難であり、外部からも懸念の声がある。王外交部長はどうすれば中日関係が現在の膠着状態を抜け出せると思うか。現在の中日関係を第一次世界大戦前のドイツとイギリスの関係と比べる人もいるが、それをどのように考えているか。

王毅部長:李克強総理の発言は中国の国民の心の声を代表し、中国が平和の責任を担うことを示し、私たちはそれを全面的に支持する。

中日両国は近隣であり、仲良く付き合うべきだが、現在の状況は私たちが目にしたくないものであり、中日両国民の利益にも合っていない。

1972年に中日両国の国交正常化が実現したとき、双方は歴史問題、台湾および釣魚島などの問題の適切な処理について重要な理解と共通認識に達し、中日の国交回復の前提を構築し、両国が友好を取り戻す基盤を固めた。しかし、近ごろの日本の指導者の一連の言動は中日の国交回復の精神に背き、中日関係の基礎を破壊し、中国の国民は当然、許すはずがない。

歴史と領土という2つの原則的な問題において、妥協する余地はない。日本に当時の歴史の判決を覆そうとする人がいれば、国際社会および世界のすべての平和を愛する人は決して許さないのではないか。

現在の中日関係を第一次世界大戦前のイギリスとドイツの関係と比べて議論する人がいることについては、2014年は1914年とは違い、さらに1894年とも違い、第一次世界大戦前のドイツと比べるくらいなら、第二次世界大戦後のドイツを手本にするほうがよいと強調したい。

過去を真剣に清算して矛盾を引き起こさないことでようやく膠着状态を抜け出し、未来を切り開くことができる。平和の道を歩み続け、言葉と行動の不一致をやめてはじめて隣国と世界の信頼を得ることができる。日本の指導者がこれらの基本的な道理をわきまえ、人類の良識と国際的な公理の最低ラインを尊重できることを望む。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年3月8日

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