「“論説体”中国語」読解力養成授業システム
(通称『レベル』学習システム)開発の試みとその成果について

「“論説体”中国語」読解力養成授業システム
(通称『レベル』学習システム)開発の試みとその成果について。

タグ: 論説体

発信時間: 2015-12-04 08:49:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

6))各レベルの1回の出題数

合計字数などを考え、レベル1と2は4題、レベル3と4は3題,レベル5以上は各2題とした。これは至極適切だったようで、当初から今に至るまで一貫している。

7)問題の選定

センテンスの字数をいちいち数えなくてはならないのも煩填ではあったが、様々な語彙に接するには様々な方面の文に触れたほうが良い。そのため、私の中に幾つかの暗黙のルールが生まれた。

1. 1つの記事からは記事の大小に関わらず、原則として1つの文しか採取しない。多くても2つを限度とする。

2. 政治・外交・法制・農村など紙面によってテーマが異なり、文の趣も甚だ異なる。したがって、1つのぺージからの採取は2つまで、多くて3つを限度とする。

3. それぞれの回の各レベル内の問題は極力同じジャンルの記事から採らない。また、同じ構文は避ける。

今では人民日報もかなりの記事量になったので、大体は1日分の新聞から1回分の問題(レベル1から10の問題すべて)を採取できるが、当初はぺージ数も少なく、2日分丸々読んでやっと問題が揃う状況だった。1回分の問題を採取するのに要する時問は、熟練した現在でも2時間はかかる。その後、その新聞をコピーし、問題を切り取り、B4の紙に貼って問題用紙が完成するのに更に1時問かかる。併せて3時問が毎週の問題づくりの所要時問となった。

ここで例として平成18年後期の出題の中から第4週目の問題を紹介し、併せてレベル2とレベル4について、その文がレベル2・レベル4に属する理由を説明する。

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