軍事専門家:米国は第4世代機の戦略的ミスに気づいた

軍事専門家:米国は第4世代機の戦略的ミスに気づいた。 F-22の故障がまだ解決しないうちに、今度はF-35がまたエンジンの問題に陥った。米国の国防予算の大幅削減で、F-35が取り消しになる危険性が出てきていることを英メディアが明らかにした。米国の第4世代機はどうしたのか…

タグ: 戦闘機 F-35 第4世代 

発信時間: 2011-08-10 16:21:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

資料写真:戦闘機「F-35」

資料写真:戦闘機「F-35」

F-22の故障がまだ解決しないうちに、今度はF-35がまたエンジンの問題に陥った。米国の国防予算の大幅削減で、F-35が取り消しになる危険性が出てきていることを英メディアが明らかにした。米国の第4世代機はどうしたのか?これについて、「新華軍事」が軍事専門家の徐勇凌氏に話を聞いた。

――F-22の度重なる飛行停止、F-35計画の開発経費大幅増加の延期などについて、どうお考えですか?

徐氏: 戦略的競争は必然的にライバルとの競争であり、この分野において絶対的な真理などなく、相対的にリードしているかしかありません。米国は第4世代機の技術開発で一歩先を行っており、すでに技術の超越を実現し、ライバルを相対的に大きくリードしています。つまり、米国は第4世代機開発という戦略的目的をすでに成し遂げ、ライバルが追い上げてくる前に、総合的な国力が持ち堪えられるか考えているのです。

第4世代機の高度技術は、ハイコストの上に成立しています。米国のような経済力、軍事力に高い国でも、その重く圧し掛かる経済的圧力は耐え難く、その国防力は徐々に疲弊を露呈しています。こうした状況にあって米国は一休みせざるを得ない状況なのです。これがF-22とF-35の開発に度々問題が生じている本当の原因です。

また私の分析と判断では、米国は装備の発展戦略において50~60年代と同じミスを犯していました。彼らはステルス技術に空軍の将来を託していましたが、第1世代ステルス機「F117」からすぐに手を引きました。戦略上のミスに気づいたようで、F-22の数を減らし、F-35を試験的に拡大するなど装備の発展戦略を調整し始めました。こうした戦略調整はその場その場に応じた対策で、それまでの投入をムダにせずにすみ、先まで行き過ぎて逆戻りできなくなるのを回避できます。まして、後者との距離はまだかなりあり、まだ十分に待つ時間もある。これは米空軍の装備の現状に関する私の解読であって、個人的な観点にすぎません。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月10日

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