06年から11年に発生した3つの事情により、人民解放軍潜水艦部隊および中国は地域に対する野心を変えた。(1)中国は潜水艦の輸入を停止し(2)同時に国内の潜水艦生産にもブレーキをかけ(3)米海軍が潜水艦の生産量倍増に成功した。
兵力を海岸水域以外の場所にも投入するには原子力潜水艦が必要となる。しかし中国がそれを大量生産していない事実は、グローバルな存在の海軍建設に興味がないのか、それとも軍事的野心を支える有効な設備を開発する能力がないのか。
中国の海底部隊は主にディーゼル潜水艦で構成され、防御兵器だとしても敏捷性に欠ける。米国の中国軍事に関する年度報告によると、「人民解放軍と海中の潜水艦は限られた通信連絡しかできない」という。
米国および同盟国がより多くの潜水艦を導入する一方、中国の潜水艦の進水は少ない状況にあって、過去の憂慮およびそれに派生して立てられた政策や仮定を見直す必要が出てきている。中国は世界レベルの、世界に配備する潜水艦部隊を建設しなかった。結局、防御的な潜水艦部隊を建造しただけで、その規模はかつて人々が予測したよりもはるかに小さいものだった。(作者:デービッド・アイエックス氏)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月24日