合同軍事演習は中露が同盟を結ぶことを意味するものでない
ロシアメディア「RUSNEWS」は23日、同国海軍の報道官が同日、ロシアの軍艦が4月24日午後に青島港を離れて演習の指定場所に入ることを明らかにしたと伝えた。軍事演習は25日に全面的に開始する予定だという。「ボイス・オブ・ロシア」のウェブサイトによると、西側は、中露軍事演習の実施はロシアが中国と南中国海の隣国の領土争いに介入することを意味すると見ている。さらに一部の西側メディアは、中国とロシアが軍事同盟を結び、それによって米国のアジア太平洋地域における影響力を抑止しようとしていると推測する。中国外交部の劉為民報道官は23日の記者会見で、中露海軍の合同演習が米国とフィリピンの合同演習に対抗するものだという見方を否定し、「今回の演習は中露の全面的な戦略的協力関係を深化するためで、両国海軍の実務協力を強化し、アジア太平洋地域ひいては世界の平和と安定を維持することが目的だ」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月24日