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ドアン族
de'ang zu De'ang ethnic minority group |
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人口は1万7935人。
ドアン族は雲南省徳宏タイ(幾)族ジンプォ族自治州および保山、臨滄、思茅地区に分散して居住している。そのうち尊西県三台山と鎮康県軍弄などはドアン族が集中的に居住している区域である。
ドアン族の言葉を使用し、南アジア語系、ワー・トーアン語派に属する。納盈、布雷、若買の三つの方言に分かれている。ドアン族の人びとのほとんどはタイ族の言葉、中国語あるいはジンプォ族の言葉に精通している。ドアン族には自民族の文字がなく、多くの人びとは中国語あるいはタイ族の言葉を使うことができる。
ドアン族の人びとは小乗仏教と原始宗教を信奉している。
ドアン族は中国南西部の長い歴史をもつ少数民族の1つであり、古代の濮人をルーツとし、哀牢と密接な関係がある。紀元前2世紀頃に、怒江両岸一帯に居住し、かなり早くから保山、徳宏一帯の開発にたずさわった民族である。史書に記載されている茫蛮部落はドアン族の祖先であり、隋・唐の時代に「茫蛮」、「橡子蛮」、「望苴子蛮」と呼ばれ、前後して漢、晋王朝および南召、大理国に従い、元代以降タイ族土司所属の民になったこともある。ドアン族の圧倒的多数はジンプォ、漢、リースー、タイ族などの民族とともに生活し、主に農業生産に従事している。昔から、お茶を飲むことはドアン族の好みであり、そのためお茶の栽培に長じ、どの家にも茶の木がある。以前居住地区でその他の民族の差別を受け、見下されていたが、解放後こうした状況は改められ、その他の民族と同じような平等の地位を保っている。解放後パラウン族と総称された。この民族の要求の下で、1985年9月、国務院の認可を経てトーアン族と改称された。
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