人口は802万8133人。
主に湖南、湖北、四川の3省が隣接している地区に集中して住んでいる。
漢・チベット語系、チベット・ミャンマー語派に属するトゥチャ語を使っている。南部と北部の2種の方言がある。長期にわたって漢民族とともに生活してきたため、ほとんどの人が漢語を使い、トゥチャ語を使う人でも漢語に通じている。
トゥチャ族の人たちは漢語を使っている。
トゥチャ族の人たちは祖先を崇拝し、多くの神を信仰する。
トゥチャ族は長い歴史をもつ民族で、その祖先は早くも2000年前から今の湖南省西部、湖北省西部一帯で生活し、その他の少数民族のように「武陵蛮」、「五渓蛮」と軽蔑されていた。宋代以後「土丁」、「土民」、「土兵」などと呼ばれた。漢民族の人たち多数移住してきてからは、「トゥチャ」が民族の称呼として現れた。トゥチャ族の人たちは自分たちのことを「ビツカ」と称し、「地元の人」という意味である。新中国成立後、民族識別作業が行われ、長期にわたって承認されなかったトゥチャ族は単一の民族として認められ、1957年に湖南省西部トゥチャ族ミャオ族自治州、1983年にはさらにまた湖北省西部トゥチャ族ミャオ族自治州が設置され、その後また酉陽、秀山、石柱、長陽、五峰、印江、沿江など民族自治県が設立された。トゥチャ族は漢民族の影響を多く受けており、農業が発達し、経済の発展が速く、文化教育が進んでいる。トゥチャ族の人たちは風光明媚の地で暮らしており、武陵源は世界文化遺産に指定され、張家界は中国の初めての国家クラス森林公園である。
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