人口は4万1028人。
主に新疆ウイグル自治区の南西部に分布し、タシュクルガンのタジク自治県に集中して住んでおり、その他はサチェ、イプ、イェチョン、ピーサンに分布している。
言語はインド・ヨーロッパ語系、イラン語派、パミール語分支に属するタジク語である。サチェなど地区のタジクの人たちはウイグル語を使っている。
タジク族の人たちはほとんどウイグル文字を使っている。
タジク族の人たちはほとんどイスラム教を信仰している。
タジク族のルーツは中央アジア地区の古い歴史をもつ民族と言われ、紀元前10世紀以前にパミール高原の東部に居住してベルシャ語を使っていたいくつかの部落に遡ることができる。西暦2〜3世紀に、新疆タシュクルガン一帯にチェパントという国が現れ、その国の人たちは中国のタジク族の祖先だと見られている。タジキ族は同地域でたえず発展を遂げ、小さな村が現れ、17世紀後期になると、パミール西部と南部に住んでいた多くのタジク族の人たちもここに移住してきて、中国のタジク族となった。「タジク」はその民族の自称であり、王冠の意味である。昔のタジク族は畜産業で生計を立て、農業を兼業とし、半遊牧、半定住の生活を送っていた。新中国成立後の1954年、タシュクルガンタジク自治県が設置された。国の力強いバックアップの下で、タジク族の経済は急速な発展を遂げ、人びとの物質生活と文化生活の水準は著しく向上した。
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