中国経済は新たな黄金期に 日本の二の舞はあり得ない

中国経済は新たな黄金期に 日本の二の舞はあり得ない。 財政部財政科学研究所の賈康所長は、「日本経済に問題が生じたのは、工業化が非常に高いレベルにまで達し、都市化率が80%以上になったからと言われている。だが、中国の都市化率は、どうも高く見積もられているようだが、実は今のところ46.6%に過ぎない」と述べた…

タグ: 中国経済 黄金期 日本 失われた10年 二の舞

発信時間: 2010-12-08 11:06:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第9回中国企業家年次会(2010)が北京で開催された。業界をリードする企業家ら800人以上が集い、「第12次五カ年計画と企業戦略」「中国も日本と同じように“失われた10年”時代に突入するのか?」「海外M&A:中国企業は如何に海外進出すべきか?」などの18テーマをめぐり、それぞれの意見が交わされた。

日本のバブル崩壊論は現在中国ではあり得ない

財政部財政科学研究所の賈康所長は、「いわゆる“失われた10年”と呼ばれる日本のバブル崩壊が、そう簡単に中国でも起こり得るはずがない」と述べている。日本経済に問題が生じたのは、工業化が非常に高いレベルにまで達し、都市化率が80%以上になったからと言われている。だが、中国の都市化率は、どうも高く見積もられているようだが、実は今のところ46.6%に過ぎない。

賈康所長は「中国の経済成長の特徴を、日本の高度成長期のそれと同視してはならない。この場を借りたディスカッションの意義は、中国が黄金期とも呼ばれる経済成長に伴い、数々の社会問題が突出してきており、これらの問題や潜在する脅威を改めて認識しておくことにある」と述べている。

上海交通大学安泰経済管理学院の周林院長も「マクロ経済の基本から見れば、今の中国と当時の日本は大きな隔たりがある。中国の好調な状態は、これからも長く続くだろう。当時、日本の内需が占めるGDP比率は60%以上に達していたが、中国はまだ40%にも満たない」と述べている。

JPモルガン・チェース・アジア太平洋地区の龔方雄董事総経理は、「中国を日本と比較してみると、中国が日本と同じようにバブル崩壊があり得るか?等といったテーマはナンセンスだと思う。中国がそんな簡単に日本の二の舞になるとは思えないし、なるとしてもまだまだ先の話なのだ」と述べている。

龔方雄董事総経理によると、中国経済は転換の時機が訪れている。今後10年は、中国経済の黄金期であり、決して「失われた10年」が到来する訳ではない。今後10年は、これまでの10年間よりも更によくなるだろう。中国の都市化率はまだ非常に低いレベルにあり、今後10年の間にどんどん上がっていくだろう。それが中国経済を今後も牽引していくはずである。

 

当時の日本との似通った点は取り組むべき課題

 

日本の二の舞にならないためには

 

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