日本の海底レアアース発見を過小評価すべきではない

日本の海底レアアース発見を過小評価すべきではない。 WTOが判定を下す前日、驚くべきニュースが伝えられた。東京大学の加藤泰浩教授らの研究チームがレアアースが海底の泥の中に大量に存在するという報告を4日の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンスで発表したのだ。もちろん事情はそんなに簡単ではない…

タグ: 日本 海底 レアアース 発見 あなどる

発信時間: 2011-07-14 13:23:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

希少金属(レアメタル)は、現代の製造業に不可欠な原料で、国家安全保障にさえ関わる戦略的な原料といえる。ハイブリッドカー(HEV)の製造にも、弾道ミサイルの生産にもレアメタルは欠かせない。

これほど貴重な希土類元素(レアアース)が中国に大量に存在する。統計データによると、中国のレアアース埋蔵量は世界の33%、生産量は93%を占める。この数字だけみても、中国がレアアースの独占的な地位を占め、その有利な立場からかなりのリターンを得ていると思われるだろう。

◇資源の枯渇に直面する中国

しかし実際はそうではない。レアアース鉱床の多くは有害な放射性元素を含むため、採掘による深刻な環境汚染が問題視されている。米国やカナダは現在ほぼ採掘を停止しているが、中国には長年こうした方面の政策や法規がなく、或いはあっても遵守されず、みだりに開発し闇取引をし、貴重なレアメタルが「白菜の価格」で売られていた。

中国は最近になってようやくみだりな採掘によって環境汚染が深刻化するだけでなく、資源が枯渇しつつあるという事実を認識し始めた。2010年9月上旬、商務部の指導者は訪中した日中経済協会の代表団に対し、現在の速度で開発した場合、15~20年で中国のレアアースは枯渇する見方を示した。2011年初め、中国はレアアースの輸出量を4割削減する措置を発表した。しかしこの資源保護策が、産業の安全が脅かされるとして欧米や日本の不安と反感を招いた。その脅威を失くすため、彼らは様々な対策を講じた。日本は世界各国で新たなレアアース資源を探すと同時に、レアアースを節約或いは使用しない材料の開発を始め、欧米は中国のやり方は世界貿易機関(WTO)の原則に反しているとしてWTOに訴えた。

◇日本の海底レアアース発見を過小評価すべきでない

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