日本の海底レアアース発見を過小評価すべきではない

日本の海底レアアース発見を過小評価すべきではない。 WTOが判定を下す前日、驚くべきニュースが伝えられた。東京大学の加藤泰浩教授らの研究チームがレアアースが海底の泥の中に大量に存在するという報告を4日の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンスで発表したのだ。もちろん事情はそんなに簡単ではない…

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発信時間: 2011-07-14 13:23:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◇日本の海底レアアース発見を過小評価すべきでない

WTOが判定を下す前日、驚くべきニュースが伝えられた。東京大学の加藤泰浩教授らの研究チームがレアアースが海底の泥の中に大量に存在するという報告を4日の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンスで発表したのだ。

もちろん事情はそんなに簡単ではない。東京大学が調査したハワイ付近の海域は公海で、公海では漁業は自由にできるが、海底の鉱物は全人類の共同財産とされ、国際海底機構(ISBA)が管理し、勝手な採掘は許されない。中国国内ではこのことを強調し、日本は中国にプレッシャーをかけたいだけで、鉱床があったとしても採掘はできないという声がある。

しかし海底にレアアース鉱床を生成するメカニズムが確かにあるとすれば、日本の近海も火山活動が活発な区域であるため、理論的には日本の排他的経済水域(EEZ)内にも鉱床がある可能性があり、見つかればレアアース問題で中国の制限を受ける必要がなくなる。

実際日本が着目しているのはEEZ内でこうした資源を発見することで、国際法の法則から日本が海底のレアアースを採掘するのは困難だと判断し、日本の努力をあなどってはならない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月14日

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