「米国のアジア回帰」の背景にある中日関係

「米国のアジア回帰」の背景にある中日関係。 野田首相は、ドジョウ哲学」で現実主義的な外交政策をとり、米国の世界戦略の東進・アジア太平洋回帰を利用し、日米同盟という機軸を強化するプロセスで、価値観外交を展開して対中乖離政策を進め、日米同盟を中心とした東アジアの新しい安全保障の枠組みを構築している…

タグ: 米国 アジア回帰 中日関係

発信時間: 2011-12-29 11:06:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

三、中国と日本は戦略的互恵関係の継続・推進を確認

野田内閣の対中政策の不確実性に対して、中国は中日関係という大局から出発して、再三、中日の「4つの政治文書」の原則に基づき、両国の戦略的互恵関係という既定方針の堅持と重大かつデリケートな課題については対話を通して協調して解決し、中日関係の大局の安定を維持すると表明している。野田首相も、就任後、中日の戦略的互恵関係の強化への尽力を表明し、これが日本政府の基本外交路線であることを強調して、中日関係に対する重視をアピールしている。胡錦涛主席は11月12日、米国のハワイで野田首相と会見し、中日二国間の関係発展に関し5つの提案をした。これに対して野田首相は、中国の発展は巨大なチャンスであり、日中関係は両国にとっても、世界にとっても大変重要であると回答。日本は中国と共に各分野の協力関係・交流を強化し、更に両国の戦略的互恵関係を深めるために努力していきたいと述べた。

中日関係の展望について、温家宝総理は11月23日、訪中していた玄葉外相との会談時に、中日は高度なコミュニケーションを図り、政治的、戦略的な信頼関係を深めていく必要がある。経済・貿易分野でも更に各自の持ち味を生かし、新しい協力分野を開拓して、ウィンウィンの関係を実現する。人的交流を拡大、民間の友好交流を促進していく。中国は、日本と共に中日両国の関係で新しい進展を勝ち取り、2012年の中日国交正常化40周年の佳節を迎えるために尽力していくと語った。温家宝総理が語ったこの話は、中日関係にこれから発展すべき方向性を示唆している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月29日

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