中国網:互いに利益を得る、互いに元気になる。まさにアリババ、ソフトバンクに流れる軽やかでフレッシュな息吹が、アジアの貿易、物流にも活かされればすばらしいですね。日本の企業の中には、アジア、なかんずく中国市場に活路を見出そうとしているところが多いといいますが、日本企業が中国ビジネスをする上で気をつけるべきことはなんでしょうか?
香山:先ほども少し触れましたが、まずは与えること。そして自国の製品、サービスに自信を持つこと。そしてそれをしっかりとアピールしていくこと。日本も少し前まで総じてたくさんの技術を海外から学びながら、成長してきたのですから、今度は私たちが与えるときなのだと思っています。弊社はそんな強い意欲を持った日本企業を全力でアシストしています。
中国網:長い時間、ありがとうございました。最後に、今後、中日関係はどのように展開すべきと考えますか?中日がアジア、世界で果たすべき役割についてお考えを教えてください。また、御社としてはどのような貢献をお考えでしょうか?
香山:日本と中国はなんといってももっとも近い隣国です。互いを知り合い、時には本気で意見を交わしながら、そして力をあわせて自分の得意分野で力を発揮して、アジアを盛り上げていく役目があると思いますね。
中国網:本日はありがとうございました。
中国と日本は近くて、似ているが、商習慣も考え方も全く異なる部分がある。アジアの各国がそれぞれの持ち味を生かして、一つの目標に向かって力を合わせることができたらどんな世界が待っているのだろう。
精悍な香山社長とにこやかで眼光鋭い岡田取締役にお会いでき、アジアのこれからが楽しみになった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月15日