間近で見る「石原流」の政治百態

間近で見る「石原流」の政治百態。 多くの場合、石原慎太郎東京都知事は人の感情をあおるのが得意という政治的レッテルを貼られる。それだけで彼を理解すれば、表面的かつ感情的な認識が生まれる。私は日頃から石原氏の小説を読み、右翼的な発言を耳にし、間近で彼を観察し、この右翼政治家が国民から歓迎される原因を探りたいと思ってきた…

タグ: マスコミ 石原 東京 釣魚島 尖閣諸島

発信時間: 2012-05-21 16:11:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 


 

霞が関通信社の白髪頭のベテラン記者が手を挙げると、石原知事は「あなたも来たのか、お疲れさん!」と微笑みながら声をかけたが、このベテラン記者が「当時沖縄返還時に日米間で密約があったが、その中に尖閣諸島は含まれていない」と指摘すると、知事はがらりと態度を変え、「こんなところでバカなことを言うもんじゃない!」と怒った。石原知事は従う者にはいい顔をし、逆らう者は徹底的に懲らしめるタイプのようだ。

その後、ある記者が今月21日に東京都では金環日食を観測するために登校時間を早める学校があるが、石原知事も早起きするかと質問したところ、知事は再び顔つきを変えて穏やかに否定した後、彼が当時小樽の小学4年生だった時に観察した金環日食にまつわる思い出を語った。石原知事をよく知る人は、彼は思い出を語って同年齢の人の記憶を呼び起こし、民意をつかむのが得意だという。

私は国民新党の亀井静香前代表がかつて石原氏をこう評価したのを思い出した。「彼を政治家と見てはいけない。彼は小説家だ。小説はわざと人の感情をあおらないと、誰も読んでくれやしない。彼は日本の政界の変わり者だ。日本の政界の特殊な風景だ」――。(環球時報記者 蒋豊)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月21日

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