奥井禮喜氏:原発東電報告―現場の貴重な資料

奥井禮喜氏:原発東電報告―現場の貴重な資料。 3.11で、東電管内7火力発電所、25水力発電所、8変電所が停止、405万戸が停電した。昼夜分かたず復旧に邁進し8日後に全面復旧させたことも忘れられない。東電内部が大車輪であったことくらいは想像できよう…

タグ: 原発 東電 報告 地震 事故

発信時間: 2012-06-26 13:56:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

3.11で、東電管内7火力発電所、25水力発電所、8変電所が停止、405万戸が停電した。昼夜分かたず復旧に邁進し8日後に全面復旧させたことも忘れられない。東電内部が大車輪であったことくらいは想像できよう。

原発内部の事情をほとんど掌握できない状況において、広報活動が円滑さを欠いたのは仕方がない。そもそも大事故において、情報を適当に操作するような余裕はない。必ず後で暴露する。報道陣が押しかけせっつき回したこと(悪意ではなくても)を顧慮する必要もあろう。

東電悪者論のほうが話はおもしろいかもしれないが、まず科学・技術的視点できちんとした分析をするべきである。わかりやすく、おもしろい!ことばかり騒動するのはどんなものか。まして社説である。

報告書の内容は豊富であり、具体的である。自己弁護を目的としたものではない(と思う)。原子力事故問題に留まらず、さまざまの分野で仕事の在り方を考える貴重な資料でもある。

さらにいえば門外漢にもかなりわかりやすい。多くの方々にぜひともお読みいただきたい。ささやかに科学リテラシーを向上させよう。

奥井禮喜氏のプロフィール

有限会社ライフビジョン代表取締役

経営労働評論家

日本労働ペンクラブ会員

OnLineJournalライフビジョン発行人

週刊RO通信発行人

ライフビジョン学会顧問  ユニオンアカデミー事務局

1976年 三菱電機労組中執時代に日本初の人生設計セミナー開催。

1982年 独立し、人と組織の元気を開発するライフビジョン理論で、個人の老後問題から余暇、自由時間、政治、社会を論ずる。

1985年 月刊ライフビジョン(現在のOnLineJournalライフビジョン)創刊。

1993年 『連帯する自我』をキーワードにライフビジョン学会を組織。

2002年 大衆運動の理論的拠点としてのユニオンアカデミー旗上げ。

講演、執筆、コンサルテーション、インターネットを使った「メール通信教育」などでオピニオンを展開し、現在に至る。

高齢・障害者雇用支援機構の「エルダー」にコラム連載中。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年6月26日

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