日本元外務省官僚:自衛隊を駐留させても釣魚島を守れない

日本元外務省官僚:自衛隊を駐留させても釣魚島を守れない。 軍事衝突が発生すれば日本は必ず負ける。軍事紛争が発生すれば、中国が尖閣諸島を獲得する可能性が高い。しかし、中国は非常に強い軍事力を備えていても、尖閣諸島を獲得する積極的な行動はしないだろう。中国にとって最も重要なことは国民の生活を保障することだからだ…

タグ: 釣魚島 尖閣諸島 自衛隊 孫崎享 外務省 駐留

発信時間: 2012-07-27 11:06:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

環球時報 中日間で釣魚島をめぐる衝突が発生した場合、どのような結果になるか。

孫崎享氏 軍事衝突が発生すれば日本は必ず負ける。尖閣諸島は台湾の近くにあり、台湾問題は中国にとって最も重要な問題である。そのため、中国の防衛の最前線でもある。軍事紛争が発生すれば、中国が尖閣諸島を獲得する可能性が高い。しかし、中国は非常に強い軍事力を備えていても、尖閣諸島を獲得する積極的な行動はしないだろう。中国にとって最も重要なことは国民の生活を保障することだからだ。国民の生活を保障するには国際市場が必要で、中国と世界の人々がうまく付き合い、中国に必要な市場を確保しなければならない。このような状況は今後20年変わることはない。

環球時報 釣魚島問題を今後どのように対処すれば中日両国にプラスになるか。

孫崎享氏 1972年、周恩来総理は田中角栄氏に対し、「中日は小異を残して大同につくべき」と述べた。中日間にはもっとやるべきことがある。尖閣諸島が中国か日本かより、密接な中日関係が両国の発展にプラスとなる。周恩来総理と鄧小平氏はかつてこう述べた。重要なのは、両国国民も密接な中日関係と経済成長の相互促進こそが両国民に素晴らしい生活をもたらすという同様の意識を持つことである。この点から言って、尖閣諸島問題を解決する最善策が見つからなければ、周恩来総理と鄧小平氏のやり方に沿って争いを棚上げすることが最善の手段かもしれない。

環球時報 日本国内で自衛隊を釣魚島に駐留させるべきという声が高まっているが、それについてどう考えているか。

孫崎享氏 断固反対する。自衛隊を駐留させても尖閣諸島を守ることはできない。逆に、自衛隊を駐留させれば中国も相応の行動に出るだろう。重要なのは争いをどう回避するかで、争いを招く行動など必要ない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月27日

 

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