日本の現在の対外政策が今後一定期間に渡り続き、しかもエスカレートを続ける可能性が高い。中日両国はアジアにおいて、友好により利益を獲得し、対立により損失を被る。これは明らかなことだ。中日両国の共倒れの局面を防ぐためには、日本の現在の外交政策、対外的な行動を中止させる必要がある。
日本のこのような外交政策は、国家発展に向けた選択である以上、これが終了することはあるだろうか。その可能性は存在する。日本のこのような行為は、国家発展戦略・外交政策の一種の選択と試みであるとするべきだ。それはなぜか? ここでは過去の歴史を振り返り、分析していこう。
冷戦終結後、日本は国家発展の道、対外政策を選択する際に岐路に立たされ、しかも絶えず選択と試みを繰り返してきた。現在、日本が直面している世界環境はすでに変化し、日本経済の高度発展の外部条件がすでに変化した。いかに当時の輝かしい発展を持続させるべきか、いかに冷戦後の低迷から脱却するべきか。これは日本が常に直面している深刻な課題だ。日本は歴史的な経験と合理的な判断に基づき、一連の選択と試みを行った。
日本の選択と試みは、現在示されているような道ばかりではない。民主党の鳩山由紀夫氏は首相就任当時、斬新で衝撃的な講話を発表した。鳩山氏は、アジアの国である日本が初めに向きあわなければならないのは、太平洋を隔て遠く離れた米国ではなく、近くのアジア諸国だと語った。言い換えるならば、日本は周辺諸国との関係を、日米関係より優先すべきだということだ。