日本の偏った中国観

日本の偏った中国観。 最近、日本があの手この手を使って釣魚島の「主権」を確保しようとしているのは、このまま中国が発展すれば、時間の推移とともに、最終的に釣魚島に対する実効支配を失う恐れがあるからだ。そうした考えは長きにわたって形成された中国観に基づいており、その中国観が日本人の戦略的考えを支配している…

タグ: 釣魚島 日本 中国観

発信時間: 2013-02-21 14:55:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

(3)東西意識。一般的にアジアの国は東洋国家、欧米国家は西洋国家とみなすが、日本はアジアにありながら自らを西洋国家、中国を東洋国家とみなしている。いわゆる「脱米入亜」は、日本がアジアに復帰するということだ。ただ、中国の発展は今まで西側諸国を自任してきた日本のアジアでの影響力を脅かす。これも日本が自信を失っている原因の一つだ。

(4)南北意識。先進国の日本は経済発展の後れている中国に対して富裕国が貧困国に対する感覚を持っている。仮に南北問題が発展途上国と先進国の関係とみなせるとしたら、日本人の一部は日中関係を今でもそうした関係と思っている。しかし、中国の発展によってこうした関係に変化が生じてきている。日本は中国に対する経済的優越感を失い、自信を失った。日本が中国に援助していた時には中国が脅威になることはなかったが、中国が日本の援助を必要としなくなると、中国が領土問題を棚上げする政策を放棄するのではないかと心配している。これも日本が中国に安心できない重要な原因だ。

疑心が暗鬼を生み、傲慢が偏見を生むという諺がある。日本が意識を正し、中国と正常に交流できなければ、考えが偏り、事もなく空騒ぎし、理由もなく悶着を起こすしかない。十分な自信がなければ人に親切にできない。劣等感を持っていれば、人に誠意を以ってもてなすことはできないし、ウィンウィンも互恵関係もありえない。中日関係は、日本が根深い位置意識を捨て、敵意をなくし、高ぶらずへつらわず、平等に接すれば、そこから利益につながる。(上海国際問題研究院 廉徳瑰)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月21日

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