安倍政権「価値観外交」の偽りのベールをはぐ

安倍政権「価値観外交」の偽りのベールをはぐ。 安倍政権の歴史問題をめぐる戦前の軍国主義価値に対する憧れと未練と、世界に訴える非現実的な「共通の価値」というきれいごととは鮮明なコントラストをなしており、典型的な「人格分裂」といえる。いわゆる「価値観外交」は世の中を欺く政治のごまかしにすぎない…

タグ: 安倍 価値観外交

発信時間: 2013-06-13 14:25:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

このところ安倍政権、特に安倍氏個人が被害国の人々の感情を繰り返し傷つけ、歴史修正主義路線を露骨に推し進め、日本の侵略の歴史を覆し名分を正そうとしている。「村山談話」や「河野談話」を見直し、「自主」憲法の制定と「国防軍」の設立を主張し、靖国神社に供物を奉納し、「東京裁判」に疑問を呈し、「侵略の定義は定まっていない」と発言し、「主権回復の日」を盛大に記念したほか、戦前を彷彿とさせる「天皇万歳」の音頭をとり、迷彩服を着て戦車に乗るなど、安倍氏は極右勢力が長年夢見てきたことを一つ一つ現実化している。さらに、ミャンマーを訪問した安倍首相は、第二次世界大戦中同国で戦死した兵士の墓を訪れた。これらの動向を重ね合わせると、日本の全面的な右傾化という明確なメッセージが間違いなく国際社会に発せられている。

安倍政権が歴史修正主義路線を推し進めるなか、麻生太郎氏など安倍内閣の閣僚および与野党の議員170人が今年4月、春季例大祭期間中に靖国神社を参拝した。これだけ大勢の議員がそろっての参拝は24年ぶり。また、極右政治家の発言は日本の政治家が極めてねじれた価値基準をもっていることを世界に知らしめた。

安倍政権の歴史問題をめぐる戦前の軍国主義価値に対する憧れと未練と、世界に訴える非現実的な「共通の価値」というきれいごととは鮮明なコントラストをなしており、典型的な「人格分裂」といえる。安倍政権の時流に逆行する行為は、過去の夢をしのび、第二次世界大戦の結果を否定し、戦後の平和の秩序に挑戦する勢力が日本にまだ存在することを示している。しかもこの勢力は日増しに勢いを強めている。安倍政権の行動と照らし合わせ、人々は民主、自由、人権を誇張する資格と動機に対して疑問を投げかける理由がある。いわゆる「価値観外交」は世の中を欺く政治のごまかしにすぎず、国際社会、民主、自由、人権に対する愚弄であることはあきらかだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月13日

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