奥井禮喜:安倍氏の「積極的平和主義」の欺瞞

奥井禮喜:安倍氏の「積極的平和主義」の欺瞞。 安倍氏が公言する積極的平和主義とは何か。単純に考えれば――積極的に平和主義を推進する――と理解できるが、その前に平和主義なる言葉をいかに規定しているのかが、語られていない…

タグ: 安倍 平和主義 国連総会 好戦

発信時間: 2013-10-10 10:53:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

二国間軍事同盟は敵国の想定を前提とするから、本来憲法に違反する。また、米国が敵国と想定する国をわが国も敵国とせねばならない。米軍の巨大基地がわが国に存在する以上、わが国が攻撃される可能性もある。

本来は、徐々に日本の米軍基地を縮小して、軍事同盟の性質を平和の方向へ転換していくのが真っ当な考え方であるが、誇り高き! にもかかわらず保守政治家諸君には、そのような気概・気迫が見られない。

そこで、米国流価値基準を絶対として、対等の軍事同盟を構築していくという偽平和主義が登場したのである。あたかも二国間軍事同盟ではなく、世界平和に貢献する積極的平和主義である――と言いたいのであろう。

戦争をするのは国(支配者)である。国民同士が仮に口論・喧嘩をしてもそれは戦争ではない。国が戦争を開始すれば、支配者は眺めていて、国民が戦闘に駆り出される。戦争ともなれば、戦場は国土である。大昔とは違う。

積極的平和主義を唱えるのであれば、それは国が戦争をしないように国を縛ることである。つまりは、憲法の精神を遵守して、政治大国をめざすことである。政治大国とは軍事大国と等しくないのである。

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