安倍首相、自らの党内勢力拡大に意欲

安倍首相、自らの党内勢力拡大に意欲。

タグ: 安倍 自民党 派閥

発信時間: 2013-10-21 15:44:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

昨年末に再登板後、安倍首相は高い支持率によって外敵をほぼ一掃し、一党独裁の局面を形成した。しかしこの1年追い風だった安倍政権も、自民党内で改めて席順を見直すべきだとの呼び声が上がっている。日本新華僑報が19日伝えた。

党内の呼び声に呼応して安倍政権は10月末にまず副大臣を決める方針だ。このうわさが立つや、自民党内の各派閥が行動を開始。能力による人材登用の原則を体現し、派閥争いが起きないよう、菅義偉官房長官は記者会見で、「脱派閥は当然だ」と宣言した。

自民党は本当に「派閥政治」を脱却する人材登用の新風を吹き込もうとしているのだろうか?実際にはそうとは限らない。自民党総裁の安倍晋三首相は内心ではそれに賛成しない一人かもしれない。

「もしもし、総理の安倍ですが」。今年夏の参院選が終わるや、自民党の新議員に総裁から電話がかかってきた。電話を受けた新議員は「総理から直々携帯に電話があって驚いた」という。総理は「当選おめでとう。まだ決まっていないなら検討してみてくれないか」と言った。何を検討するのか聞くと、「もちろん首相のいる町村派に入ることをですよ」と新議員は話した。

自民党は長年、団結を図るため様々な改革を行い、党内の派閥解消に力を注いできたが、衆参両院の選挙で圧勝後、各派閥の動きが再び活発になった。彼らは豪華な研修会を開き、勢力拡充に向け人材獲得にあらゆる手を尽くした。

なかでも町村派会長の町村信孝元官房長官は自らが乗り出すだけでなく、森喜朗元首相まで町村派に人を呼び込もうと動いている。安倍首相も町村派出身だが、党内の総裁選に出馬する際、森氏に強く反対され、町村氏と戦った。首相が町村派の手助けをするのは一見関係を修復し、自らの度量の広さを示すためのように見える。

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