J20の初飛行を生中継した中国の軍事マニア 日本マニアとの違いは

J20の初飛行を生中継した中国の軍事マニア 日本マニアとの違いは。 中国の軍事マニア集団に対しては、外界からの憶測が絶えない。中国が、軍事マニアを利用して故意に軍事情報を「漏洩」したという者もいれば、軍事マニアの激増は、中国社会の「民族主義」と「伝統的武力崇拝」の激化を意味すると吹聴する者もいる…

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発信時間: 2011-02-16 14:41:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

数百万の軍事マニアを生んだ世界的大事件

J20の初飛行「生中継」後、国内外のメディアが推計する中国の中核的軍事マニアの数は数百万とまで言われている。『環球時報』記者の調査によれば、中国の軍事マニアはそれぞれの方向性が千差万別、「専門的レベル」もまちまちであるという。

前世紀90年代中期から、中国の多くの「筋金入り」軍事マニアが「鼎盛軍事論壇」(ネット上の掲示板の一つ)に集い、ベテランマニアのみが知る隠語を使って交流を行い、真偽の分からない情報や写真をアップしている。これは、本掲示板に氾濫し情報を嗅ぎまわっている国外ネットスパイを阻止するためのものだという。その後に立ち上げられた「飛揚軍事」サイトは軍事技術の研究を専門に扱い、よく国産新装備の写真をアップし、写真の使用権の問題で、カナダの『Kanwa Defense Review』編集長のピンコフ編集長と何度も論争になったほどである。

ロンドン国際戦略研究所の中国軍事問題専門家ゲーリー・リー氏は『環球時報』のインタビューを受けた際、中国の軍事マニアが持つ軍事的専門知識の高さに大変驚いた。西側の憶測によれば、中国の軍事マニアは軍事技術を専門に学ぶ大学生、または研究部門の専門員ではないかと言われている。しかし、記者の情報によれば、軍事論壇上で活発な「筋金入り」軍事マニアの中に、軍事関連の業界人は少なく、武器装備性能に対する見事なまでの知識は、自身の趣味や自己研鑽の成果によるものがほとんどであるという。IT業界に勤務するベテラン軍事マニア「木刀(ハンドルネーム)」はこう言う。中国の軍事マニアは様々な大事件と共に成長してきた。1991年の湾岸戦争、1996年台湾海峡の軍事演習、1999年中国駐ユーゴスラヴィア連邦共和国大使館被爆及び建国50周年軍事パレード、2003年のイラク戦争、そして、米国の戦争大作映画『バンド・オブ・ブラザース』などの上映、中国J10の誕生などは、全て多くの軍事マニアを生んだ。彼によれば、現在国内の一部軍事書籍も軍事マニアたちによって編集されており、その著者集団の中にも民間の軍事愛好家が大勢存在している。これも中国の軍事マニアのレベルを表す一側面である。

中国に出現した巨大規模の軍事マニア現象について、軍事専門家の宋暁軍氏は次のように語る。国民教育の普及に伴い、中国の庶民が注目する事柄の範囲が、それまでの自分の身の回りだけという状態から、国家の運命に関心を寄せる等、更に大きな空間にまで拡大してきた。また、中国の近代史も、国民の対外安全に対する意識を高めるきっかけとなっており、軍事マニアが増加した。この現象は、一つの文化の反映であり、中国の物質化や工業化の発展縮図を体現していると言える。

国防教育は西洋人が有利 日本にも大勢の軍事マニア

 

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